岡山の高校選び3つのポイント、偏差値、競争率、伝統

今回は他府県から岡山県に転居して来られた方を対象に高校選びのポイントを3つご紹介したいと思います。

私が考えるポイントですから、多分に独断と偏見があることを予めお断りしておきます。

 

公立か私立か

当然ですが、岡山にも私立高校はあります。

正直、昔はそれほど偏差値的に高い私立高校はなかったのですが、ここ20年くらいでかなりハイレベルな私立高校ができました。

大手予備校や家庭教師の会社が発表している値を参考に上位から並べてみますと、

偏差値
72点 岡山白陵(普通)
定員190名(うち中学からの内部進学者が約160名)
71点 就実(普/特別進学コース ハイグレードクラス)
定員20名
69点 明誠学院(普/特別進学コースⅢ類)
定員10名
68点 岡山(普/東大・国立医学部コース)
定員50名
65点 岡山学芸館(普/医進コース)
定員 普通科全てで360名

定員は平成30年度実績です。

これらは間違いなく東大・京大、国立大医学部向けの高校及びクラスです。

これに対して県立高校では

偏差値
68点 岡山朝日(普通)
定員360名
67点 岡山城東(普/国際教養)
定員普通科全体で360名
65点 岡山操山(普通)
定員280名
岡山芳泉(普通)
定員320名
岡山城東(普通)
定員普通科全体で360名
倉敷青陵(普通)
定員320名
62点 岡山一宮(普通・理数)
定員80名(理数系)
61点 倉敷南(普通)
定員320名
津山(普通・理数)
定員40名(理数系)

定員は平成30年度実績です。

以上のようになっています。

一目瞭然ですが、私立の難関コースは定員が少ないですね。
これらの学校では少数精鋭の生徒たちにほとんどマンツーマンで受験指導を行い、最難関大学や医学部の合格者を輩出しています。

これに対して県立の各高校は定員が300名以上にも及び、比較的入りやすいということが言えるかもしれません。

では、高校選択に際して何をポイントに私立、県立を選べばよいのでしょうか。

ひとつは上記県立高校のレベルが問題になるでしょう。

私立高校の難関クラスでなければ東大・京大、医学部合格は難しいのかと言えばそんなことはありません。

岡山5校(朝日、操山、大安寺、芳泉、一宮)や倉敷4校(青陵、天城、南、古城池)では毎年複数の東大合格者を輩出しています。

定員が多い分だけ入りやすいということはあるかもしれませんが、要は入学してからの本人の努力次第ということが言えるのではないでしょうか。

県立の普通科高校では入学したその日、いや合格発表があったその日から課題が提出され、それを自主的にこなしていく姿勢が問われるようになります。

毎日毎日の山のような宿題に加え、復習、予習と眠る時間も惜しんで努力しなければなりません。

目標を持って3年間を過ごすことによって大きな果実を得ることができるのです。

生徒数が多い分、先生たちは一人一人にマンツーマンで時間を割いている余裕はありません。

各自がいかに自分を律し、日々努力するかによって目標大学合格は見えてくるのです。

少数精鋭主義の私立を選ぶか、自主自立の精神を持って努力する県立を選ぶか、まずひとつのポイントと言えるでしょう。

 

県立高校の評価は!?

上でも述べたように、県立高校では本人の努力が何より重要になってきます。

しかし、努力したからと言って全員が東大に合格できるわけではありません。

いつの日か、自分の能力を見極め目標を軌道修正する日が来るかもしれません。

だからと言って、それまでの努力が無駄になるわけではありません。

大勢の同級生たちと切磋琢磨し、競争してきた生徒たちには強靭な精神力が備わってきているものです。

地方都市にありがちな話ですが、岡山県においても岡山5校や倉敷4校の評価は高いものがあります。

それも年齢が上になればなるほど高い評価をする傾向があります。

例えば履歴書に

「岡山○○高等学校卒」

と書いていれば

「あんた、○○かなー。すげーなー。」

と評価する面接官も多くいます。

全員がすごいわけではないんですけどね。

出身が○○高というだけで一目置かれたりします。

それだけ歴史もありますし、いわゆる立派な卒業生たちも数多くいますからそのような評価になるものと思われます。

地方都市では進学した大学よりも出身高校が評価の対象になることはよくあります。

湊かなえさんの小説に「高校入試」という作品がありますが、まさにこの点について鋭く描いています。

その町では「一高」と呼ばれる高校に合格すると勉強机をその日のうちに粗大ごみとして出すのだそうです。

ひとつは近所に対する自慢ともうひとつは「もうこれで安心。」という安ど感からそうするのだそうです。

その高校の教師も多くがその学校の出身者で、他の高校出身の教師にはどことなく冷たい態度を取ってしまいます。

典型的な地方都市の名門高校。

似たようなことが岡山にもあるのです。

 

シンプルに行きたい高校はどこなのかを考える

私立もあれば公立(県立)もあり、それぞれにコースや学科に特色もあります。

また、校風や歴史、卒業生なども選択のポイントになるでしょう。

様々な要素を考慮して、そもそもお子さんの行きたい高校はどこなのかを早めに知る必要があります。

当然、その先の大学進学も考慮に入れ、県内なのか県外なのか、学部・学科は漠然とでも決まっているのか、そのようなことも視野に入れながら高校を選ぶ必要があるでしょう。

県立普通科高校であれば岡山市内でも倉敷市内でもある程度の人口分布によって区域ごとに高校が設置されていますから、交通の便を考慮に入れることも重要でしょう。