当サイトはプロモーションを含みます

岡山弁「おえん」「おえまー」意味と使い方

岡山弁講座

岡山弁で有名?なことばのひとつに「おえん」というものがあります。

その変形が「おえまー」です。

「おえん」「おえまー」の語源と意味

私も長く岡山県人をやっていますが、このことばの語源について考えたことはありませんでした。

 

しかし、先日ふと思い付いたのです。

 

私たちはどういう状況でこのことばを使うのかと。

 

多くは「ダメだ」という時ですね。

 

そう、意味は「ダメ」です。

 

この語源を考えた時、

 

「手に負えない」

 

ということばが浮かんで来ました。

 

「手に負えない」

 

「手に負えん」

 

略して

 

「おえん」

 

言語学的、文化人類学的には知りませんが

あながち間違ってはいないのではないかと思っています。

 

「おえん」「おえまー」の使い方

 

ではどういう時にこのことばを使うのでしょうか。

 

「テストできた?」

 

「さっぱりおえんかった。」

 

わりと若い人でも使いますよ。

 

「浮気がばれた、どうしょう?」

 

「そりゃ、おえまー。取り敢えず謝れ。

 

あるオッサン同士の会話です。

 

「この時計直るかのー?」

 

「おえまーのー、だいぶめげとるでそりゃ。」

 

このように「おえまー」は予測する場合に用いられます。

 

ちなみに「めげとる」は「壊れている」です。

 

「めげる」は疲れている、気分が落ち込んでいる、ではありません。

 

岡山県人と話す場合は「壊れる」であることを覚えておきましょう。

 

また、「おえん」を強調するときは

 

「おえりゃーせんのー」

 

などと言います。

 

これは往年の名脇役長門勇さんの決め台詞としてすっかり有名になりましたね。

古谷一行さんと共演していた金田一耕助シリーズです。

 

と言っても若い方はご存知ない?

ご存知ないでしょうね。

 

こりゃさっぱりおえませんわー。

 
岡山弁に興味を持たれた方はこちらもどうぞ。
岡山弁の基本
 

 

タイトルとURLをコピーしました