岡山県民にとって悲しい知らせが入りました。
もしかしたら県外の人にとっても残念なお知らせかもしれません。
2019年度の納涼花火大会が休止されることになりました。
この記事を書いているのは2018年12月です。
この時期に早くも来年の花火大会休止が発表されるなんて、いくら何でも早過ぎませんか?と思いますがいかがでしょうか。
今年はどうだったのか
今年は7月の西日本豪雨の影響で中止になりました。
それは県民誰しも納得済です。
真備町のあの悲惨な被害状況を見ると花火どころではないというのが実情でした。
それでも一部には「こんなときだからこそ元気を持ってもらうために開催した方が良いのではないか」という意見もありました。
しかし、結局発表された結論は「中止」でした。
やむを得ないかなというのが最初の感想でしたが、よくよく聞いてみるとその理由は私たちが感じていたものとは少々違っていました。
被災地及び被災者に気を使って中止にしたのかと思いきや、理由は警備上の問題だったのです。
災害も関係あるかも知れませんが、要は警備員不足だとのことでした。
被災地では日夜片付けや復旧作業が行われていたので警備員がそちらに集中してしまい、花火大会に回すことが出来ないという事情もあったようです。
真の理由
しかし、今回の早々の休止決定で本当の理由が分かってきました。
警備上の理由には違いありませんが、今回の災害とは直接関係なかったのです。
実は以前から問題になっていたことで、市内中心部という限定的な狭い地域に人が密集することにより、不測の事態が起こりやすいのではないかと各方面から指摘されていたのです。
各方面の主な所は警察だと思われますが、それはそれこそ、以前から分かっていたことではないでしょうか。
もうひとつの理由も明らかになりました。
協賛企業からの協賛金が集まらなくなったのです。
地元企業の有名所と言っても知れていますからね。
毎年毎年の協賛金はかなり負担になっていたのでしょう。
要するに警察は警察、地元企業を中心とした商工会議所等は「やめ時」を模索していたのでしょう。
そこにまさに天災が降って沸いたのです。
今年は災害に名を借りてうやむやのうちに中止発表をしましたが、来年の開催を早くも「休止」宣言した裏側には「この際、永久に中止」という意図が見え隠れします。
本当に花火大会はなくなるのか
商工会議所では数年前から開催地のことが問題になっており、替わりの場所を模索していたということです。
場所に関して言えば、岡山市内中心部の相生橋、後楽園辺りで行うからこその「岡山納涼花火大会」であって他に代替え地などあるのでしょうか。
もっとも、安全性のことを考えればもっと広い地域に変更した方が良いのかも知れません。
南区の港近くとか田園地域とか、あるいは岡山市は岡山市でも御津か建部辺りの旭川沿いとか。
遠くなれば人出も少なくなるでしょうね。
より安全性は高まるかも知れません。
しかし、もうひとつの理由である協賛金については解決策はないように思われますね。
元々、数少ない地元企業が無理して協賛していたのですからこれ以上の負担は出来ないというのが偽らざるところでしょう。
永久に休止、も有り得るかなという気もします。