もしも、家族が引きこもりになったらどう対処しますか?
引きこもりといっても、一般家庭では実感がわかないでしょう。
だけど、姉の子が引きこもりになって身近な問題だと感じることができました。
要するに自分が引きこもりでなくても、ある日突然、家族が引きこもりになるのは十分考えられることです。
一番の原因は就職できなかったことです。
甥は工業高校を卒業後、就職を希望していました。
勿論、工業高校は就職できる技術を教えてくれます。
普通科とは違い社会に出た時に対処できる技術を身に着けることができます。
実際、溶接などのスキルは工業高校でしか授業として取り入れていないでしょう。
だけど、学校が全ての生徒の就職先を世話してくれるわけではありません。
就職するためには本人の努力も必要です。
中には就職できない子もいるわけです。
甥っ子の場合にも予兆は幾つかあったみたいです。
ただし、甥っ子なのであまり詳しく分かりません。
だけど、卒業後就職できなかったことで引きこもりになってしまいました。
ただし、三年前と去年、自分の両親が亡くなった時、葬式には出ていました。
それを考えると引きこもりといっても軽いほうかと思われます。
家族が引きこもりになると大変
甥っ子の場合、姉もかなり悩んだはずです。
姉の家庭の場合、息子が二人。
上の息子は国立大ストーレートで合格の秀才。
だけど、下の息子は工業高校をやっと卒業できたという状態でした。
つまり、同じ兄弟で頭の出来がうと言えるかもしれません。
兄弟とも小学校と中学は同じです。
もしかしたら、周囲から比べられた可能性があります。
といっても、兄弟仲は非常に良いです。
弟が兄に対して劣等感を抱いている素振りは全く見えません。
だけど、その反面内心では鬱屈した感情を抱えていたのではないかと推測します。
加えて弟は滑舌が非常に悪いです。
ですから人前でしゃべるのが苦手という感じがします。
それが引きこもりの原因かもしれません。
現在、甥っ子は25歳。
今のところ、就職もせず家で半引きこもりの生活を続けています。
ただ、家族の一人が引きこもりの状態だと家族もそれなりに大変そうです。
何故なら、姉も甥の話となると口をつぐんでいますから。
引きこもりから脱却したい
姉の家庭を見ても引きこもりというのはなかなか、立ち直るのが難しいことのように思われます。
甥っ子の場合は引きこもりから単なるニートになってきているようです。
ちなみに姉の家に電話をかけると姉か甥っ子、どちらかが電話に出るのでそう想像しています。
引きこもりから脱却するためには周囲の理解が必要です。
その理解がなかなか得られないのが引きこもりを改善できない理由だと思われます。
周囲の理解だけではありません。
引きこもりになった本人も努力が必要です。
ちなみにどちらが欠けても引きこもりは改善しません。
例えば、引きこもりの人を無理やりカウンセリングに連れていってもうまくいきません。
周囲が無関心だと余計、心の殻に閉じこもってしまいます。
まず、周囲の理解が得られないのは引きこもることで相手に迷惑をかけていると考えているからです。
そこで、相手に迷惑をかけるという考えを消し去ることが引きこもりを改善する一因になると考えます。
些細なことで人は引きこもりになります。
そして、引きこもりになると周囲に迷惑をかけることになります。
だけど、迷惑をかけてもいいじゃないかというポジティブな考えも引きこもりの改善になるのではないでしょうか。
改善できるきっかけをつかむことができればいつの間にか引きこもりでなくなっているかもしれません。
岡山県、岡山市の引きこもり相談センター
岡山県では引きこもりに悩む本人や家族のために「岡山県ひきこもり地域支援センター」を開設しています。
*電話相談 086-224-3188
月~金曜日(祝日、年末年始を除く)
9時30分~12時00分 / 13時00分~16時00分
※月・水・木曜日は心の電話相談に転送されます。
*来所相談
予約制です。まずは専用電話に電話してみましょう。
〒700-0985
岡山県岡山市北区厚生町3丁目3-1
メンタルセンター岡山(岡山県精神保健福祉センター)内
岡山市内の方は「岡山市ひきこもり地域支援センター」へ相談することになります。
TEL086-803-1326
引きこもりは本人も家族も一人で悩みがちです。
まずは公的機関に気軽に相談してみましょう。
私も姉に勧めてみるつもりです。
何か解決の糸口が見つかるかもしれません。