教育県岡山はどうしてしまったのでしょうか。
爆破予告を受けた津山東中に続いて今度は岡山市内の中学校で女子生徒の飛び降り事件が発生してしまいました。
下でマットを広げ安全を確保しようとしていた女性教諭に当たって二人とも大ケガをしたそうです。
この2件、もちろん直接には何も関係ありません。
しかし、どちらも岡山の教育界に暗い影を落とします。
岡山県知事は「教育県岡山の復活」を就任以来のテーマに挙げています。
しかし、これがなかなか難しいのです。
全国学力テストの都道府県別順位は毎年下から数えた方が早いです。
お隣の広島県8位、お向かいの香川県18位に対して岡山県38位(2018年)、何なのでしょうか、この差は。
おまけに学校は荒れ放題。
メディアはハッキリとは書きませんが、どこの市立中学校にも不良がわんさかという状態です。
我が家の子供たちが通っていた中学校(もちろん市立)も授業中に席を立って仲間同士で騒ぎ立てる、廊下で走り回る、非常ベルがしょっちゅう鳴る、挙げ句の果ては窓ガラスを割って廻る、このようなことが日常茶飯事でした。
学級崩壊の問題もさることながら、いじめや度を越した暴力問題も深刻です。
このような状態は実は20年も30年も前から続いています。
そのためお金に余裕のある親御さんは子供を私立の中学校へやろうとします。
私立だから全て丸く収まっているかというとそれは難しいのかも知れませんが、それでも市立よりはましかという感覚でしょうか。
教育県岡山の崩壊は根が深いようです。
知事のみならず県民が挙げて対策に取り組まなければならないでしょう。