実は「めぐりん」を運行する八晃運輸と岡電バス、両備バスの両備ホールディングスとの争いはまだ続いていました。
岡山市が主宰する法定協議会というのがあって、そこで岡山駅のバスターミナルに乗り入れる路線バスについての検討がなされたようです。
八晃運輸はかねてからめぐりんの岡山駅乗り入れを申請していました。
とくに西大寺線の岡山駅乗り入れはかねてからの念願であり、悲願とも言うべき課題だったのです。
法定協議会で審議をすることになったわけですが、これに真っ向から反対しているのが両備ホールディングスというわけです。
そりゃそうですよね。
両備グループからすれば、せっかく黒字路線に育てて来た西大寺線に後出しじゃんけんのようにめぐりんが参入してきたわけですから。
同じバスを走らせるなら儲かる路線へとめぐりんが土足で踏み込んで来たようなものです。
しかも、当初協議会は岡山駅バスターミナルの岡電バス西大寺線の発着ターミナルをめぐりんと共用せよと言っていたので両備グループは猛反発したとのことです。
なんとも配慮に欠ける回答をしたものです。
この問題、まだまだ争いが続きそうです。
しかし、利用者の利便性という観点から見るとどうも両備グループは歩が悪いような気がします。
バスターミナルを提供するJR西日本も困惑しているようです。