HbA1cが7.0超えは危険水域!?まだまだ自力で改善の余地あり!正常値までの軌跡

HbA1c(エイチビーエーワンシー)とはヘモグロビンとブドウ糖(グルコース)が結び付いたもので、糖尿病の判断基準になります。

糖尿病やその予備軍と診断された方には恐らくお馴染みの数値ですね。

私は医者でも何でもなく、単なる「糖尿病患者」ですから知ったかぶりはしません。

単純にこのHbA1c数値を下げるため日夜努力しているのです。

ですから医学的、化学的表現は出来るだけ避けて、何をどう努力して数値を下げようとしているかを正直に綴って行こうと思います。

 

そもそも私は何故糖尿病になったのでしょうか。

「そりゃ病気なんだからなるときはなるし、理由なんかないんじゃない!?」
と思われる方も多いでしょうし、私自身もそう思っていました。

しか~し、やはり糖尿病になるにはなるだけの理由というか、経緯があったんですね。

ちなみに私は生活習慣病に起因していると言われる「Ⅱ型糖尿病」です。

思えば30代の中頃、岡山済生会病院の健康管理センターで受けた健康診断で中性脂肪が高いと言われたのが始まりだったような気がします。

その頃の昼食はオール外食、しかも油もの、揚げ物、うどん、ラーメンの繰り返しでした。

なかでもうどんやラーメンのときは必ず定食にしてご飯を付けてました。

そして晩ごはんといえば、幼い子供たちに合わせてカレーやコロッケ、フライとこちらもローテーションのように食べていました。

今から思えば「そりゃ中性脂肪も高くなるわな。」と納得してしまう食生活でしたね。

で、そんな健康診断を10年ばかし受け続けて、ある年に結果表を見ると
「糖尿病の疑いがあります。」
と表示されているではありませんか。

「なんじゃこりゃっ!?」
思わず松田優作状態になりました。

しかし、まだなめとりましたね。
「ふ~ん」てな感じで。

ま、食べ過ぎに注意すれば良いかなくらいに軽く考えていました。

その時のHbA1cが6.2だったと思います。
正常値は5.8以下とのことでしたのでやや高めかなとは思いましたけど・・・

そして、その翌年
ハッキリ「糖尿病」と書いてありました!

さらに「要治療」とも。

「要観察」ではありません。
すぐに病院へ行って治療しなさい!
と。

その時のHbA1cが7.6

これは確かに「要治療」レベルらしいです。

これで私は糖尿病患者の仲間入りをしてしまいました。

糖尿病治療のために医者に通い始めた

糖尿病と診断された以上、治療に行かざるを得ません。

本当は健康診断を受けた岡山済生会病院に通うのが良いのでしょうが、一度行っただけで嫌になりました。

何がって!?

待ち時間ですね。

岡山済生会病院は岡山でも有数の総合病院です。
県内外から毎日大勢の患者が来院しています。

ある程度の覚悟はしていましたが、それにしても時間が掛かりましたね。


(ヘタな角度で申し訳ありません。岡山済生会病院です。)

午前8時に行って受付をし、まず採血がありました。
採血センターのフロアに行くと既に何十人もの人が並んでいました。

内科、外科、何科であろうと血液検査が必要な患者は皆ここに集結するのですね。

ここで待つこと約1時間。

採血だけで1時間も待つなんて・・・しんどい。

採血が終わり内科のフロアに行くとこれまた20~30人が既に待っていました。

2時間ほど待ち、やっと順番が来て診察室に入ると若い研修医のような医師が
「糖尿病ですね。食事と運動に気を付けてください。あとお薬を出しておきますので1か月に一度来院してください。」
ていう感じで診察終わりでした。

ん、まあ、別に文句はありません。
そんなものだろうとは思っていましたから。

ありふれた糖尿病患者の一人である私に特別に時間を掛けて診察してくれるとは思っていませんでしたので、まあこんなもんかなと。

で、1階に下りて薬を貰うまでに1時間、精算をして病院を出るまでに30分、結局12時過ぎでした。

まあ、噂には聞いていましたが凄まじく時間の掛かるものですね、大病院というのは。

幸いにもこれまで大した病気に罹ったことがなかったもので総合病院の「大盛況ぶり」を実感したことはありませんでした。

結局、翌月からは済生会病院には足が向かず、近くの診療所へ通うこととしました。

予約も効くので時間的には短縮できたのですが、半年ほど通ううちになぜかまた嫌気がさしてきました。

毎回の支払いが6千円程度だったのです。

血糖値を測り、先生の診察を受けて薬を貰って帰るのですがこのメニューで約6千円です。

いや、病気なんだから仕方がないじゃない!?

当初、私もそう思っていました。

しかし、あるとき聞いてしまったのです。

先生がポロリと、

「ま、糖尿病は一生治らんから気長に通うことじゃな。」

と仰ったのです。

え!?治らないの?

一生通うの?

毎月6千円払って!?

その時、私の中で何かがプチッと切れました。

あ、そうなんだ。

毎月、一生、ここに6千円払い続けるんだ。

しかも、治らないのに。

そう思った瞬間、来月から来るのは止そう、自力で何とかしよう!
と心に決めてしまいました。

もともと生活習慣病で罹った病気なんだから生活習慣で治してやる!

そんな単純な発想でした。

それから私の努力と根性の物語が始まるのです。

 

糖尿病を克服するためにやってきた食事療法と運動

それ以来、ネットや出版物、テレビの健康番組などを欠かさずチェックし、糖尿病克服に効果がありそうだと思われた食事方法や運動方法などを様々取り入れました。

現在まで取り組んできた食事法と運動を紹介します。

まず食事ですが、基本は食べ過ぎない、ということです。

炭水化物の摂りすぎは血糖値を上げますので、ご飯(米)、麺類、パンは少なめに食べます。

おっとその前に、食事はまず野菜サラダからです。
野菜をしっかり摂っておくと糖の吸収を抑え、血糖値の上昇をスピードダウンしてくれるそうです。

野菜サラダはカレー皿位の器でてんこ盛り食べています。
昔はこの皿でカレーをてんこ盛り、しかもお替わりしていたんですけどね。
我ながら変わったものだと思います。

おかずは出来るだけ油ものを避け、芋類はほとんど食べません。
芋のでんぷん質は糖分のもとですからね。

そしてご飯(米)を食べるときは茶碗に1/2か1/3程度。
(これが一番辛かったです。それまでは毎晩欠かさず茶碗2杯のご飯を食べていましたからね。)

昼御飯も家で食べるとき以外は野菜をしこたま入れたタッパを弁当と一緒に持って出掛けます。
もちろん弁当はご飯少なめ、おかずは油もの控えめです。

運動は毎晩食後にウォーキング50分程度。
そして風呂上がりにスクワット50回、腹筋100回、腕立て伏せ30回しています。

スクワットも腕立て伏せももう少し頑張れそうな気がしますが、続かなかったら意味がないですからね。
毎日できそうな範囲でやってます。

こんな生活をかれこれ半年続けた結果HbA1cが6.6にまで下がりました。
この間、糖尿病の薬は一切服用していません。

半年間通った診療所は行くのを止めていたので、別の診療所でHbA1cを測ってもらったのです。

これは自分では計測できませんからね。

医師からは「経過観察」で良いでしょう、という嬉しい言葉をいただきました。

しかし、同時に私は行き詰りも感じていました。

このHbA1c値6.6を6.0以下にするには何かが足りないんじゃないだろうかと。

確かにここまでは自分なりの努力で1.0も下げてきました。
しかし、食事と運動だけではここから先は難しいのでは、とも感じていました。

さらにHbA1cを下げるため打った次の手

食事療法と運動だけの克服法に限界を感じつつあった私は以前から気になっていた方法を試すことにしました。

原点に返って何が糖尿病の原因かと考えると、インシュリンの働きが悪い、若しくはインシュリンの分泌量が少ない、ということになるのですね。

すなわち膵臓の機能が衰えているということですから、膵臓を元気にしてやれば良いのではと考えました。

ま、考えるまでもなくそうなんでしょうけどね。
どこの医師もそう言ってました。

で、考えたのが薬を使わず膵臓の働きを回復する方法はないものかということでした。

そこでまたまたいろいろな情報を収集していましたら、ネットで興味深い情報を見つけました。

それはストレッチで膵臓の働きを回復させるというものでした。

「うんうん、ストレッチなら普段の運動のついでにできるな。」

「それにこの情報発信者の福辻さんという人の考え方も自分と同じだ。医者に行かず、薬に頼らず糖尿病を克服するのが目的。うん、いいぞ!」

って、この福辻さんってなんか見たことあるぞ。

金スマとか他の健康番組でも見たことあるな。

医者か?

鍼灸院の先生だって。

なるほど、ツボや鍼の領域かと思いました。

薬を飲むわけではなく、ツボを刺激したり鍼を打ったりして膵臓の働きを活発化させるのかと思いました。

いや、しかし素人に鍼など打てるはずもなく、ツボったって知識ないし・・・

と思っていましたが、サイトを読み進めると

「1日5分のストレッチだけ!」

と書いてあるではありませんか。

これは即実践しなくてはと読み進めるとなんと、有料のDVDでした。

しかも、14,800円。

どうしようかと思いましたが、ここまで読んだら気になって仕方がない、それに診療所に2~3回行ったと思えば高くはないなと思いました。

一時は毎月毎月、一生、6千円ずつ医者代を払うのかと覚悟していたのですからわずか2~3回分なら安いものだと思いました。

で、速攻買い。

ちなみにこちらです。
血糖値をラクして下げる方法、糖尿病改善「福辻式」DVD

早速、その日から試してみると何も苦になることはありませんでした。

ま、ほんとにストレッチですね。

でも確かに膵臓にグッと効いているような気がしました。

膵臓って体の中の中にありますからね。

外部からのちょっとやそっとの刺激では活発化しないそうです。

そこをこのストレッチでグイッと活を入れるわけですね。

最近では血糖値も110~140前後と安定しています。

それまでの食事療法や運動ももはや習慣になっているので今さら止めようとは思っていません。

その相乗効果により健康な普通人へと近付いて行く自分を確かに感じている今日この頃です。